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2006年4月19日 (水)

オーデュボンの祈り

Dsc06987不思議な本。そして暖かくなります。

僕は読書が好きだ。

酷く酔っ払ってる時と睡眠不足の時以外は必ず寝る前に本を読む。

電車で移動等の際はここぞとばかりに本を読む。滅多にないケド。

昨夜、一冊の本を読み終えた。

タイトルは伊坂幸太郎著「オーデュボンの祈り」。

Vielaの本番の日にプレゼントで頂いたものだ。

伊藤というなんのヘンテツもない主人公が、突発的な動機でコンビニ強盗をしてしまい、萩島という仙台の先の牡鹿半島の南にある島へ逃げて来て、そこの住人達と繰り広げられる様々な不思議な出来事の話。

この荻島、150年前から現在に至るまで鎖国していて、独自のルール、考え方がまかり通ってる。

伊藤は仙台で生活していたのだから、最初はそれに戸惑うが様々な出来事や出会いから彼自身の考え方にも変化が現れるのであるが・・・。

もちろんフィクション。でも伊藤の生活していた仙台の様子と島の様子が交互に描写されていて、あたかも荻島が本当に存在してるのでは?という錯覚をもたらせてくれる。

いわば、本を読みながらまるで夢を見ているような感じ。

なぜこの本をプレゼントしてくれたのか、正直分からなかった。モチロン、オススメだったのかも知れない。

でも最後まで読んで理由が分かった。

この島には”あるもの”が欠けていて、外から来た人間がそれをもたらすという言い伝えがあった。

この本の最後にその”あるもの”が明らかになるのだ。

プレゼントしてくれた人はそれと僕を関連付けてくれたんだな、って。

これ以上言うと分かってしまいそうなのでコレくらいにしておきます。

でももう一つ感じたのは、様々なルール、考え方があったとしも、根底に流れる愛や憎しみ、優しさ等の感情っていうものはどこの場所でも共通して存在し得るものなのでは?という思い。

現実の世界でも肌の色、言語や宗教の違いで起こる摩擦の数々。

でも人間のおおもとの感情って何も変わらないんだろうなーと感じた。

それをシンクロする為にもその”あるもの”ってスゴク役に立つんだろう。

是非読んでみて下さいませ。

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